石神井川 その6、縁切榎

ようやく国道17号、中仙道の見える場所まで到達。そこに架かるのが「新板橋」(しんいたばし)である。この辺りは江戸四宿の一つでる板橋宿のあった場所なので、近隣に関連史跡も存在する。中仙道を板橋区役所方面に行ったところに遍照寺があるが、当時境内は馬のつなぎ場になっていたそうで、寛政10年(1798年)に建立された馬頭観音がある。また数多くあった妓楼の中でも最大であった「新藤楼」の跡があるそうだ。機会があったら一度訪ねてみたい。

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なぜか漫画チックな顔の馬頭観音

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中仙道は川面よりかなり上を通っている関係で何段か階段を上らないとたどり着けない。(撮影をしたのは確か昨年の秋口だったが、先程通ったらバリアフリーのスロープに変わっていた。)

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中仙道を横断した後、再度階段を下り川沿いの道に向かう。

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階段を下り、左側の道を歩いてみたが、民家の庭先を歩いている感じの場所もあったりする。そして最初にあるのが旧中仙道にある「板橋」(いたばし)。軍記物語「義経記」などの文献にもその名が見られることから、平安時代にはすでに架けられており、地名にもなっていたと考えられている。コンクリート製にもかかわらず欄干には木目模様があしらわれており、なかなか雰囲気のある橋に仕上がっている。橋のたもとには日本橋からの距離を示した道標があり、同じく江戸時代の雰囲気を演出しているのが微笑ましい。

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この橋の近くに縁切榎(えんきりえのき)と呼ばれるちょっとした観光名所がある。江戸時代には、この木の下を嫁入り・婿入りの行列が通ると必ず不縁となると信じられた不吉の名所であったそうだ。現在の榎は3代目の若木で、場所も若干移動しているものの、この木に祈って男女の縁切りを願う信仰は未だ活きているとの事。男女関係で悩んでいる方はぜひ一度足を運んでみてはどうだろう。

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写真を撮っている時にも女性が一人お参りをしていたが、彼女の悩みは何なのだろう。境内には2代目の榎の一部がコンクリートで固められ置かれている。 

なお、この旧中仙道を板橋区役所方向に歩いて行くとJR板橋駅に出るが、駅前には縁切榎にあやかり、むすびの欅と呼ばれる欅の大木がある。「縁切榎」で悪縁をリセットして「むすびの欅」で再スタート、少し安直な気がしないでもないが、とても都合の良い場所である。上の写真に写っている彼女もここに来たのかな?

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  • ペット観世音菩薩

    Excerpt: 板橋区役所裏、旧中山道に阿弥陀如来を本尊とする浄土宗の寺院、東光寺がある。この寺院には板橋区最大の庚申塔があるというので訪ねてみた。高さが190cmあるこの庚申塔は板橋区有形文化財にも指定されている。.. Weblog: 獏の飼育小屋 racked: 2010-12-03 18:08